出産後から腰の痛みが出現したり、より強くなったりしている。仰向けや横向きになると骨盤が痛んで眠れない。スカートやパンツを履いたとき骨盤の高さが違う。レントゲンやCT、MRIなどの画像診断でもなかなか異常が見つけられない。あー、どうしたらいいんだ…と、悩んでいませんか。
そのような症状は、「仙腸関節不安定症」の疑いがあります。症状の多くは、妊娠後期から産後の女性に見られるのが特徴です。

実際に当院に訪れる患者様は「子どもを産んでから腰が痛くなった、妊娠前までは全く何もなかったのに」「スタイルが以前と全然違ってずっとこのままだと思うと怖い」などとおっしゃっていましたが、治療を終えると「痛みが無くなった」「ズボンがはきやすくなった」と言って頂いています。

ところで、現在はどのような治療をされていますでしょうか。治らない治療ではありませんか?
例えば、単なる腰痛治療であったり、楽だからといって長時間コルセットを巻いたり。それだけではなかなか改善しません。では、痛みのメカニズムとは何なのか。

仙腸関節不安定症の痛みのメカニズムは、出産するにあたりホルモンの影響で骨盤内の靱帯が緩み、筋肉に過度に負担がかかり起こっていることです。帝王切開も同様です。
そのホルモンとは「リラキシン」というホルモンで、妊娠中に分泌され続け、骨盤周りの靱帯(恥骨部分や仙腸関節)を緩める作用があります。こうして産道を広げていき、産後は6ヶ月かけて元に戻していきます。しかし、その間は靱帯と骨盤底筋群(インナーマッスル)が緩んだ状態で骨盤が安定しないため、代償して脊柱起立筋などが過緊張を引き起こしてしまいます。痛みは過緊張の起こっている脊柱起立筋と靱帯及び骨盤底筋群(インナーマッスル)が緩んで不安定な骨盤の関節に出るのです。この症状は根本的に治療しないと再発しやすく、完治することが困難な症状です。

当院の治療では、次のように行っていきます。
Ⅰ. 骨盤・骨格の歪みの矯正
Ⅱ.過緊張を起こしている筋肉に対し、鍼灸・指圧・ストレッチなどの治療。
Ⅲ.インナーマッスルのエクササイズと良姿勢の指導。
まず、不安定でバランスを崩し、歪みが起きている骨盤と骨格の矯正を行います。矯正で歪みを整えた後、疼痛緩和と筋肉の過緊張によって再び歪まないように手技と鍼灸治療を行います。最後に、正常に働いていないインナーマッスルをエクササイズし、良姿勢を維持させて早期回復を実現します。
以上の治療を継続的に行い、根本の改善を目指します。
治療期間についてですが、骨格の歪みを修正して身体に維持されるのはだいたい3日ほどです。そして、脳と身体が良姿勢を記憶するためには3か月周期と言われていますので、週に2回治療を行い、形状を記憶させて、3か月かけて再発しない体を作っていきます。症状自体はだいたい1か月ほどで落ち着きます。さあ、骨格・仙腸関節の歪みを整え、そして骨盤周りの筋肉をエクササイズして、仙腸関節の不安定をなくしていきましょう。