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当院ではランナーやサイクリングのような膝をよく使うスポーツをしている方から競技中や競技後に、太ももの外側や、膝の外側に痛みがでるといって来院される方がおられます。この場合、一番に疑われるのは腸脛靭帯炎です。
実際に当院ではそんな悩みを持った患者さんの治療を進めていく中で
「痛みがなくなりスポーツに集中できるようになった」
「スポーツ後も痛くない」
などの声を頂いております。
しかし初めは、痛みを発症してからなかなか治らないと言って来院される方ばかりでした。
ではなぜ良くならなかったのでしょう?
患者様から話を聞いていると大半の方が「湿布をしていた」や「電気治療を受けていた」などと言っておられました。
腸脛靭帯炎とはoveruse(使いすぎ)による靱帯組織の炎症なのです。
正しい治療を受けなければ悪化するばかりで全くよくなりません。
ではここで腸脛靭帯炎の発生メカニズムと治療法を簡単にご説明しましょう。
先ほども使いすぎと言いましたが、腸脛靭帯炎は膝を主に使うランナーやサイクリングといった競技に多い疾患です。腸脛靭帯は太ももの外側から膝の外側やや下の出っ張りまで伸びている靱帯です。この靱帯が膝の曲げ伸ばしの際に、大腿骨の外側にある外側上顆(がいそくじょうか)という骨の突起に何度も何度も擦られる摩擦により炎症を起こしてしまうのです。

治療としては、急激に競技時間を増やしたりして発症した急性の疾患であれば1~2週間の競技中止で痛みはほぼ落ち着きますが、何度も繰り返し痛むような慢性化した場合は、比較的軽度な損傷でも最低6週間の競技中止が必要となります。
その他にもランニングで発症した場合は、ランニングフォームの改善や筋力強化が必要です。ランニング中は、大内転筋、大腿筋膜張筋、大・中殿筋が骨盤を固定、安定化し、加わる衝撃の吸収に関与しているため、これらの筋力が低下すると腸脛靭帯の緊張が増加して腸脛靭帯炎を起こしやすくなるのです。
当院ではこういった必要な筋肉のトレーニングや体の歪みを整えながらのフォームの改善、
炎症による疼痛の除去を目的とした鍼灸治療など、本当に必要な治療を病態に合わせて選択しておりますのでお気軽に相談してください。